今年8月15日に喜多能楽堂にて初めて上演され、大きな反響を呼んだ杉本修羅能『巣鴨塚 ハルの便り』。東京裁判のA 級戦犯であった板垣征四郎(陸軍大将)が収監中の巣鴨拘置所で刑死直前にしたためた漢詩を現代美術作家・杉本博司が落手し、それを元に修羅能作品を書き上げ「新潮」(2013 年1 月号)に発表。その後、能公演の準備として<巣鴨塚プロジェクト>を開始しました。具体的な試みの第一弾として、2014 年に『巣鴨塚(修羅能)』のテキスト朗読を実施。それに続く第二弾として、2015 年に朗読能『春の便り~能「巣鴨塚」より~』を上演しました。
この<巣鴨塚プロジェクト>の集大成として本格的な能形式に整え、敗戦記念日に行われた公演を、板垣征四郎が巣鴨プリズンで刑死した12月23日に再上演いたします。
敗戦八十周年記念公演 再初演
杉本修羅能「巣鴨塚 ハルの便り」
日時: 2025年12月23日(火)18:00開演
会場: 十四世喜多六平太記念能楽堂(東京)
主催: 公益財団法人十四世喜多六平太記念財団、公益財団法人小田原文化財団
原作: 杉本博司『能 巣鴨塚(修羅能)』(「新潮」2013年1月号掲載)
能本: 川口晃平(能楽シテ方観世流)
演出: 大島輝久(能楽シテ方喜多流)、野村萬斎(能楽狂言方和泉流)
作調: 亀井広忠(能楽大鼓方葛野流家元)
番組|出演者:
解説 杉本博司
前シテ(老人)/後シテ(板垣征四郎常信の霊) 大島輝久
ワキ(唐土方の僧) 御厨誠吾
ツレ(舞人) 鵜澤久、大島衣恵
アイ(この辺りの者) 野村萬斎
笛 藤田貴寛
小鼓 田邊恭資
大鼓 原岡一之
太鼓 大川典良
後見 狩野了一、金子敬一郎
地謡 川口晃平、林喜右衛門、山中迓晶、武田崇史、鷹尾雄紀、小早川康充
チケット料金 : S席 10,000円、A席 8,000円、B席 7,000円、C席(2階)5,000円(税込)※未就学児入場不可
チケット発売日: 10月17日(金)10:00より
チケット取扱い:
◎インターネット予約
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喜多能楽堂 TEL:03-3491-8813(10:00~18:00 休館日あり)
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